あくまで、例え話ではありますが、こんなストーリーもあるかもしれませんね。
■設定
従業員数1000名の大手食品メーカーZ社、昨日までの好調が夢だったかの様に、急な業績不振に陥り、3日後までに1億円を用意しなければならない状況。しかし、今の経営状態からでは1億円の用意は難しく、社長はキャリア15年のセールスプロモーションを担当するA氏にあるミッションを命じる。 *あくまで架空の話ですので。
■1日目
「3日後までに。1億ですか!」
「そうだ、そこで私からの提案だが、映画を制作しみてはどうかね?」
「映画ですか?私、まるっきりの素人ですが」
(たぶん「アナ雪」に感化されんたんだろうなぁ~、DVD買ったみたいだし・・・・ by 魂の叫び)
「そこを、なんとかお願いしたい」
「予算は?」
「5万円でお願いしたい」
「ご、5万ですか?」
(どうしてお腹が減るのか? by 心の歌 )
「ピンチなのだよ!」
「配給先とか広告宣伝に関しては?」
「その辺は、君に任せるよ」
「・・・・・・」
(おーい、おじさ~ん by 魂の声)
「じゃ~、今からお泊りでゴルフなので、あとヨロシク」
(なるほど、傾くわけだ・・・・・・・・ by シャウトォォォ!!!)
A氏は関係者を集めて、テーマを「映画のコンセプ」・「マーケティング」・「広告宣伝」・「配給先」・「興業収入」に絞り、会議をスタートさせた。
そして10分後・・・・
「多分まとまるのは半年以降先ですね」
(まとまるかいなぁ!テレビでやってる偉い人達の中継みたいだ by 魂の叫び)
一人途方に暮れるA氏、
(作文だって得意じゃなかったのにな・・・)
一つずつ考えてみると・・・
一つずつ考えてみると・・・
映画のコンセプト?
「家と会社の往復の自分にアイデアと言われても・・・」
「日常のテーマしかないじゃないか!ハイ!決定」
出演者?
「ギャラが出せないって事は・・・・・・・」
「社員しかいないでしょう!ハイ!決定!」
撮影場所?
「どこも借りられないし・・・・・・」
「馴染みの居酒屋しかない!ハイ!決定」
機材は?
「これも借りられないから・・・・」
「自分のデジカメしかない!ハイ!決定!」
広告宣伝・配給先は?
「あ~、もう、面倒臭いなぁ!!!!保留!」
でも一番大事なことは?
「メッセージを誰に?何を伝えるか?」
■2日目
社員のイケメン2名と美女3名を社員食堂のAランチで釣る事で交渉成立、さらに居酒屋のマスターに連絡をとり「ビビアン・スー」さんの写真集で釣る事で交渉成立、そして総務部に駆け込み、社員全員・取引先・株主様・諸々の関係者に以下の内容で配信をお願いした。
念の為、社長の決済も頂く
もぎもぎと台本を制作するA氏
(早く家帰って、MOZUの続きみたいんですけど by リアルな叫び)
撮影時間になり居酒屋に集合する6人
そして、A氏からの一言
「今回の映画はドキュメント映画です」
「今回の映画はドキュメント映画です」
(やぶれ、かぶれ~♪)
■3日目
従業員の親族、取引先の方をはじめてとして、500名近い方にお集まり頂き 、映画上映会がスタートされた。
(*いろんなもん混ざってるよ、昭和な感じかな?)
(こんな感じで十分でしょ、だいたい500人入る会議室って相当デカイよ)
飲み会の映像を編集しただけの内容では、あったが、社員の親族、関係者の方々には、会社の等身大の姿が、良く分かった内容ではあったのではないでしょうか。映画終了後の拍手喝采がそれを物語っていました。一方、今回の興業(?)収入は、1億には遠く及びませんでしたが、多くの方のお力沿いを頂き、経営の危機は免れた様です。翌朝、臨時の役員会が開かれた事は言うまでもありません。(このナレーションは一体誰なの? by 普通に思った事)
そして、3日後A氏はZ社を退社し、新しい人生を歩み始めました。彼は、最後の挨拶でこう言ったそうです。
「理想郷は自分で創ろうぜ! チョオ!」
■編集後記